競技プログラミングやCTFの動画配信/生放送でのTips
動機
最近生放送や動画配信をする人が増えてきたので、ググっただけだとわからない感覚値的なTipsを共有すると役に立つのでは?と考えて
記事にしてみた。
これから始める人は参考にしてくれると嬉しい
$whoami
僕は普段CTFの動画やwriteup生放送を中心にしている。
本格的に動き始めたのが2020年4月で、おおよそ7ヶ月目。
よかったらチャンネル登録してほしい
Youtube Livestream(生放送)編
画面上にコメントを表示するメリット
画面がうるさくなってしまったり、画面が狭くなってしまう一方、多くの配信者はそのデメリットを理解しつつコメントを画面上に表示している。
配信前まではあまりメリットに気づけなかったが、やり始めてからわかったので列挙する
実験的に表示してみた例:
コメントはしっかり読み上げてから返答する
コメントの内容は読んでから返答するべきである。
コメントを読み上げずに返答すると、どのコメントに対する返答かわからなくなってしまうため。
これは対面の会話とは違い、コメントが放送者に届くまで時間がかかるためである。
コメントは画面上に表示すると良い
利点は以下の2つ
あとで編集して再投稿したい場合、YoutubeのLivestreamではコメントが残らない。
何らかのトラブル等をカットしようにも質疑応答等のもともとのコメントが抜け落ちてしまうため、大きな損失につながる。画面上に残しておくと、後でDLすることもできるし、別の場所でも共有可能になる。
コメントをした人がタイムラグを認識することができる。
実際にコメントをしてから届くまで、そしてそれを返すまでにはそれ相応の時間がかかる。
自分のコメントが届いているのか?またいつコメントなのか?を視聴者が確認することができる。
放送者は生放送(動画)を自らダウンロードすることができる
数カ月間知らなかった BANされるリスクは誰にでもあるので、ローカルに持っておくと安心かもしれない。
フォントサイズ等の設定はスマホで見れる程度の設定にする
チャットに関しては無理なので諦めているが、自分の動画を見てくれている人の半分弱程度がiOSやAndroidからの視聴になっている(逆に言うと半分はPCから視聴している)。
おそらく競技プログラミングやCTFで似たような動画を出す人は似たような傾向になるので参考にしてほしい。
AndroidやiOSを切るということは、視聴者の半分を切るということなので、大切にするべきである。
画面上に表示するフォント等は気をつけて配信してほしい。(特に4KやWQHDなどを使っているユーザー)
どうしてもフォントサイズが変えられないようなものは、拡大鏡機能などを使用する。
キーの入力内容を表示したり、それらを反映するようなアプリは避け、動画にするべきである
生放送をしているとsudoコマンドや何らかのウェブサービスにログインする場合、パスワードなどを入力する場面が発生する可能性がある。
気をつけていてもいつかパスワードが漏洩しそうで怖いのでそのような内容は生放送では避けるべきである。
複数人でしゃべるような内容の場合、誰が喋っているか喋っているか明示するとわかりやすい
こういうツールがあるので使用しよう。誰が喋っているかわかりやすくなる。
Discordで喋ってる人を分かり易くするカスタムCSS | 萬巓堂本店
BGM使用のメリット
自分は音量調節がめんどくさくて生放送はやっていないが、動画ではBGMを使用している。
BGMを使用することで細かな雑音を気にならなくすることができる。
ノイズキャンセリングは無臭の消臭剤、こちらは香り付きの消臭剤といった感じ
ぐぐってみると意外といいフリーBGMがたくさんある。
動画編
生放送と被る部分があるので、それは排除し、動画特有の部分を列挙する
全編字幕を想定する場合、先に原稿を作っておくと効率が良い。
字幕を入れることを前提として動画を作る場合は、動画を聞く→巻き戻す→字幕を入れる→確認する。
といった編集過程が入るが、原稿があると
字幕をコピペする→適切な長さに字幕の表示時間を変更する→と、巻き戻す手間がなくなるため、非常に高速に編集を進めることができる。
これは字幕を作成する時間より圧倒的にかかるので、先に原稿を作成するメリットは大きい。
さらに原稿を先に作っておくことで、スムーズに話せるようになり、動画のテンポも上げることができる。
フィラー(「えーっと」や「うーん」)を避ける
これは動画を自分で見ていると気にするし、フィラーがないと動画編集時に音声波形が出てこなくなるので、カットして良い部分がわかりやすくなり編集効率が向上する。
沈黙はあってもカットすれば良い。恐れずに沈黙して考えてから喋ろう。
字幕フォントなどは太いものを利用し、太い縁取りを行う。(サムネイルも同様)
動画で使用するフォントは通常のフォントと違い、POPや広告に使うようなものを使うと見やすい。
また、縁取りも太く濃いものを入れておくと良い。
自分の場合は暗い色→白→暗い色と3段構造のフォントにしていて、暗い色では白い縁取りが目立ち、明るい部分では暗い縁取りがめだち、どのような背景でも目立つ色使いを心がけている。
新規参入者を獲得することが目的であれば動画は長くても15分程度
一定活動していると、長い動画でも見てくれるユーザーはいるが、これではなかなか新しいユーザーを獲得することが難しい。
今までの活動では15分以内程度の動画が人気だった。
シリーズ物は1回目以降視聴数が減少することを覚悟しよう
シリーズものも長編動画も同じで、ハードルが高くなりがちなので新規参入の障壁が高くなる。
既存ユーザーを満足させるためのコンテンツであればよいが、2回目以降は基本的にガッツリ減るのでメンタルの準備をしておこう。
動画はセクションごとに分けて撮影、編集しよう
一発取りはリスクが高いだけなので、分けれるぶんは分けておこう。
意外と動画同士の繋がりは気にならない。
時間に余裕があれば動画を見直して気になるのであればとりなおしを検討しよう
横スクロール可能なマウスやトラックパッドなどを検討しよう
動画作成時に横スクロール可能だと相当作業効率が違う。
自分はMX ERGOを使っているが、動画を作成し始めてから大きく真価を発揮した
まとめ
以上、今思いついたことを連ねてみました!
もし参考になれば幸いです
僕のアナリティクスから得られる知見もまだ隠し持っているのですが、ちょっと公開するのは恥ずかしいのでもし動画作っている人で興味があれば声をかけてくださいw
ではな ばいば~い