くれなゐの雑記

例を上げて 自分で手を動かして学習できる入門記事を多めに書いています

半年チャンネル登録者数が100人だった無名VTuberがチャンネル登録者数3400人になるまでやったこと、これからやること

この記事で伝えたいこと

YouTubeをやっていると、どうしても「チャンネル登録者数を増やしたい!」という気持ちになる人は多いと思います。 自分は2019年10月くらいにVTuberとしてデビューしました。当時は全くの無名で、半年ほどチャンネル登録者数は100人以下でしたが、コツコツ活動を積み重ねて今では3400人ほどになりました。(https://www.youtube.com/c/kurenaif)今でも変わらずチャンネル登録者数を増やし続けています。

この記事では数年間YouTube活動をしていく上で、自分が「やってよかったな」とか、「これはこういうことだったんだな」とか思うことがいくつかあったのでまとめて行きたいと思います。

この記事をきっかけになにか自身の知名度を上げることができるきっかけになってくれたら嬉しいです。

まず前提として、チャンネル登録者数を増やすのは難しい。

あなたは普段よくチャンネル登録をしますか?自分はしません。 自分がチャンネル登録をするときは以下のとおりです

  • 始めたてのチャンネルで、とても良い動画だった。チャンネル登録をして応援して、続きの動画を出すモチベーションになってほしい。
  • 動画で特定のキーワードで調べると、高頻度で新しい動画が出てくる。それを毎回見てしまう。ある日その人が好きなんだなということに気づいて、ふとチャンネル登録をする。
  • チャンネル登録者数を増やすことを目標にしている。頑張っているし、好きなのでチャンネル登録をして応援したい。

といったように自分の感性で考えてみると、チャンネル登録者数を増やすのは難しいよなって思います。というのも、YouTubeのリコメンドシステムが優秀なので、チャンネル登録をしなくても十分楽しめるんですよね。YouTubeのリコメンドを超える何かがないとチャンネル登録はしないんだろうなって思います。

あなたはどういったときにチャンネル登録をしますか?あなた自身がチャンネル登録をしたいと思うチャンネルにすることが最も大切だと思います。

ターゲット層を決める

視聴者に「チャンネル登録をしたい!」という気持ちにさせたあとは、ターゲット層を定めることが重要です。 しっかりと焦点を絞ることで、視聴者層が想像しやすくなり、より解像度高く視聴者目線になることができます。

年齢層を絞ることで話題も変わります。ゲームを題材にする場合は、どの程度ゲームに前提知識を要求するか?でも変わってきます。ターゲット層を絞れば絞るほど、視聴者に満足してもらいやすいコンテンツを作りやすくなると思います。また、「きちんと狙った視聴者層が満足したか?」という振り返りもできるので、改善にもつなげることができます。

自分の場合はベースとして以下をターゲット層にしています。

  • 基本的なプログラミングはできる。いろんなプログラミング言語はあるけど大まかには読める
  • 高校数学相当の知識はある。数学に苦手意識がない
  • ハッキングの原理を知りたい。攻撃することそのものにはあまり興味はない

また、各動画には更に細かく対象者をきめていますし、動画ごとの離脱時間を考慮して時間ごとに対象者をより細かく区切っています(後半になるほど専門的になるように設計しています)。

あなたが作ろうとしているチャンネル、1動画、1配信は誰に向けて作っていますか?その人達が満足できる内容を提供できていますか?

ターゲット層がクリックするタイトルやサムネを作る

狙った層に向けて動画を作るぞ!と考えても、動画にリーチすらしなければ意味がありません。ここで「あなたはどういう動画であればクリックしますか?」ということを考えます。

よく、「見やすいサムネが重要」とか、「こういうタイトルを付けるといい!」みたいな話が上がりますが、そういう話が多すぎてよくわかりませんw(実際サムネなどは工夫していますが効果があるのかはよくわかりませんw)

自分はそういうテクニックはあくまでも表現したい内容をうまく伝える技術であって、結局は内容が大事なんじゃないかなと思います。自分は、以下のようなものを見たときにクリックをします。

  • 自分がしならさそうな内容がそこにある、動画を見ると学びになりそう
  • タイトルからしてすごいことが保証されている、内容が気になる…(世界1位やTASなど)
  • 動画が毎回面白いのでチャンネルをアイコンを見ただけでクリックしてしまう
  • 動画のサムネを見て、「確かにこれなんでだろうな…」みたいな気持ちになる
  • サムネを見て、「どうしてこうなったんだ…」と仮定が気になる

あなたが作った動画はあなたがクリックしてみようと思いますか?あなたが決めたターゲット層はどうでしょうか?

ターゲット層の流入経路を知る

さて、タイトルとサムネもできた、クリックもしてもらえそうだ!と思ったとしても、残念ながらターゲット層のYouTube上に表示されなければ、クリックする機会も得られません。ここで、「SNS」や「検索キーワード」という言葉が出てきます。そして、あなた自身が「どうやってその界隈のことを知ったのか?」というきっかけを考えることも大事です。

効果があるかはわかりませんが、以下は自分が気をつけていることです

  • できる限り同じようなタイトルは付けない。いろんなキーワードで検索したときに、自分の動画のどれかはヒットするようにする。
  • 特定の流入が見込める単語において、検索上位に位置づけるように頑張る(高評価率や再生数など)
  • TwitterではしつこいぐらいにRTする(意外と何度もRTしても認知してもらえないことが多いです)
  • 定期的に大会などで成績を残す

特に大会で好成績を残すことは認知してもらいやすくなるので、確実な手段かなと思います。

流入を増やそうとして、煽るようなタイトルをつけることはおすすめしません。 あなたはそのタイトルをみて動画を閲覧し、チャンネル登録をしようと思いますか?煽るようなタイトルでチャンネル登録をするような人のコミュニティの運営者としてやっていく覚悟はありますか? 一度落とした信頼はなかなか回復しないので、適切なタイトルを付けることをおすすめします。(でも多少の誇張はいいと思います)

再生数は全てではない

たくさん再生されていたとしても、意外とチャンネル登録者数は増えません。傾向として、技術系は再生数に対して多く、ゲームは再生されてもなかなかチャンネル登録してもらえない印象です。

また再生数はタイトルやサムネイルだけではなく、その界隈の大きさや言語や時差など、あなたではどうしようもないものに依存している可能性があります。数撃ちゃ当たる、といえばそうなのですが、個人的にはまずあなたの動画を見てくれる人を大切にし、その人達に対してチャンネル登録をしたい!と思わせることが重要ではないかと思います。 そうやって基盤を作った後、再生数を伸ばすことで爆発的にチャンネル登録者数を増やせるのではないかと思います。

少なくともボクは1万再生の動画は持っていません。

動画内でチャンネル登録を訴求する

多くのYouTubeチャンネルで「チャンネル登録してね!」という言葉をよく耳にすると思います。実際これはかなり効果があり、チャンネル登録者数増加につながっています。

自分は動画を見ているとき、「チャンネル登録をするかどうか」という選択肢はありません。単純に認識の外です。チャンネル登録をしてね!と言われて初めてチャンネル登録をするかどうか考えます。

おそらくですが、多くの人は動画を見ているとき、チャンネル登録をするかどうかの天秤にすらかけておらず、「不戦敗」のような形になっているのではないかと思います。せめて「チャンネル登録お願いします!」と言及し、天秤には載せてあげましょう。その上で負けたなら仕方なしです。

また、チャンネル登録者数を祝うことも重要です。あなたがやった行いに対して、リアクションがあると嬉しくなりますからね。その点でもチャンネル登録者数記念はとてもいいと思います。


以上がまずは基盤を作る部分です。基盤を作った後は拡張を行います。

ターゲット層の「クラスタ」を意識し、別クラスタに訴求する

クラスタとは、似たような属性や共通点を持つ集団だと自分は考えています。ターゲット層を決め、その層を満足するような動画を出し続けているといずれ限界が訪れます。そうなったときにターゲット層を考え直すことです。

初心者向けの内容の充実

まず簡単な方法としては、より初心者向けに訴求する方法です。初心者向けの内容は大抵の場合レッドオーシャンですし、内容も似たりよったりになってしまいがちになってつまらくなってしまいます。何も武器がない状態で挑むと砂漠の中の一粒の砂のような存在になってしまいますが、きちんとターゲット層を決め、しっかり基盤を整えたあとであれば話は別です。その頃には、「あなた」という付加価値が生まれているでしょうし、支えてくれるリスナーもいるでしょう。少しずつ初心者向けの内容を充実させていき、コミュニティを大きくしていきましょう。

自分の場合は、実際に初心者に入門をしてもらう動画を作ったりして訴求しています。 youtu.be

コラボ

コラボは自分のことを知ってもらうとてもよい機会です。お互いのYouTuber同士が作った基盤を連結させる機会になります。

全く興味がない人たちに、少しでも興味を持ってもらうきっかけになります。積極的にやっていきましょう!

ここで、初心者向けの内容があると流入してもらえやすくなるので、「まずはこれを見るといいよ!」と言った動画を作っておきましょう。(これをするための「初心者向けの内容の充実」でした。)

新しいことを初めてみる

ゲーム実況を分析していると、ある一つのゲームで有名になった人が新しいゲームにも手を出した後、いろいろなゲームに着手するようになることをよく見てきました。一つのゲームだとチャンネル登録者数がある程度で止まっていた人が、それ以降よく伸びるようになったと感じます。

このように、新しいことを始めることで、別のクラスタに訴求できる可能性があります。その活動の中で、自分の普段の活動を紹介し、流入してもらう。と言った活動をすることでチャンネル登録者数を増やせるのではないか、と考えています。

ただ、そうするためには自分のことを好きになってもらい、自分の動画の初心者向け内容から更に自分のコアのターゲット層の動画に行き着いて貰う必要があります。遠い道のりですが、こういった道を整備することで「誰でも楽しめるコミュニティ」が形成できるのではないかと考えています。

kurenaifはどうしてきたの?そして今後の活動方針

今まではセキュリティの大会で結果を残し、その動画を作ることで特定のターゲット層にアプローチをしつつ、定期的に初心者向けの内容を作ったり、コラボをしたりすることでその層を広げていくことをしていました。

www.youtube.com

youtu.be

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大会でも世界トップクラスの海外プレイヤーに認知もされており、上方向にはかなり良い感じだと思っています。一方で、最近は同じような活動をしていてもチャンネル登録者数の伸びが悪くなってきていることも感じています。セキュリティに興味がある層は大学等で定期的に排出されているのでじわじわ増えては行くと思いますが、これ以上の爆発的な増加は現在見込めません。

ここで2023年の活動方針の話になるのですが、2023年はゲーム実況などに手を出してみる、いろんなVTuber(技術系以外も!)とコラボをして、自分の存在を認知してもらう。視聴者との交流の機会を増やし、より視聴者のニーズの理解を深めていくことをしていきたいと思います。

この記事があなたのなにかの役に立てば嬉しいです!一緒に頑張りましょう!よかったらチャンネル登録してくださいね!↓↓↓

http://www.youtube.com/channel/kurenaif?sub_confirmation=1