くれなゐの雑記

例を上げて 自分で手を動かして学習できる入門記事を多めに書いています

椅子・机選び備忘録

この記事の読者の対象

筆者の机の上に乗っているもの

椅子

概要

椅子は多くのイラストレータプログラマが言うように、長時間の作業をサポートしたり腰を守ったりする重要な役割があります。長く座って作業をするものなので、家具屋さんで決めるときはちょっと座って決めるのではなく、一定以上の時間を座ってじっくり考えましょう。

アーロンチェア

storesystem.hermanmiller.co.jp

ハーマンミラーという会社の昔からある椅子です。歴史のある椅子ですが、実はアップデートがあってちょっとデザインが変わっていることがあります。(なので、中古品等を検討する場合は注意しましょう。)

リクライニングの硬さ変更や、アームレストの高さ変更など、高級椅子に備わっている基礎機能は大体ありますが、最近の椅子に見られる座面の移動や、ヘッドレストなどは正規品ではついてきません。

どこの部分が動くのか、どうやって動くのかは意外と難しいので、店員さんに教えてもらいましょう。ネット上ではここで確認できます。

hermanmiller-maintenance.jp

なんと言ってもやはり特徴的なのが、前傾姿勢モードでしょうか。 高い椅子を使っていても、やはり猫背気味になって背もたれに背が当たらなくては意味がありません。 そこで、猫背になっても背もたれが追従してきて、意地でも背もたれを使わさせてくるのがこの「前傾姿勢モード」です。 実際使ってみると、ゆりかごのように椅子全体が形を変え、椅子が体にひっついてくる感じが独特で個人的にハマりました。

値段は20万弱と機能や座り心地のわりに少し高い設定になっています。これはおそらく「ハーマンミラーアーロンチェア」というブランドが少し高くさせているのだと思います。

アーロンチェアについて特筆すべき項目をまとめると、

  • 前傾姿勢モードが独特
  • 座面移動がない
  • ヘッドレストが正規品では存在しない
  • 高い

といった感じです。私は今アーロンチェアを使っています。

エルゴヒューマン

www.ergohuman.jp

エルゴヒューマンには色々種類がありますが、足置きとか手元にPC置くやつとかいろんなパーツを付けることができます。 また、10万円前後と、アーロンチェアの半額強程度の金額で買うこともでき、コスパがいいです。

エルゴヒューマンの特徴は、「独立ランバーサポート」でしょうか。人間の背骨はS字になっているので、一直線の背もたれだと人間の体にフィットしません。S字の凹んでいるところにフィットさせて、負担を分散させるのが「ランバーサポート」なのですが、エルゴヒューマンのこれは独特で、独立して動きます。 なので、とても存在感があり、人によっては座ったときの「異物感」を感じるかもしれません。

このランバーサポートに体が合うかどうかがこの椅子を選択できるかどうかにかかっている印象があり、実際に座ってみて決める他ないと考えています。

その他ベーシックな機能としてはアーロンチェアと一緒です。

エルゴヒューマンについて特筆すべき項目をあげると

  • 足を置くやつやPCの台をつけられたり、アタッチメントが正規品で充実している
  • 独立ランバーサポートが独特でかなり好みを選ぶ
  • ヘッドレストもつけられる。
  • 値段が10万程度と機能の割にコスパがいい

といった感じです。ランバーサポートが私は合わなかったので、この椅子は候補にあがりませんでした。

バロンチェア

www.kagu-r.com

バロンチェアも比較的後発の椅子なので、アーロンチェアに比べて多機能です。座面移動とかもありますね。

アーロンチェアエルゴヒューマンと椅子を紹介してきましたが、バロンチェアは「オカムラ」という日本の会社が作っている椅子です。日本製の椅子なので、やはり日本人に合うのか周りの知り合いに椅子を紹介したときにバロンチェアが一番フィットすると言う人が多い気がします。会社もオカムラを使っているところが多い気がしました。

バロンチェアは「包み込まれるような」座り心地で、体を後ろに倒して、頭もヘッドレストにおいてリラックスした体制での長時間の作業に向いている椅子な気がしました。

日本人にとってバロンチェアは長所はあれど短所はない、オールラウンダーな性能をしている感じがありました。

ただし、後傾姿勢を前提とした設計をされている気がしており、前傾姿勢重視だとアーロンチェアに軍配が上がる気がしています。

値段は15万円ほどと、アーロンチェアエルゴヒューマンの中間くらいの値段をしており、こちらも無難な金額だと思います。

特筆すべき項目をあげると

  • 日本の会社が作った椅子で、日本人にフィットしやすい(?)
  • 頭まで包み込まれるような座り心地
  • 比較的新しい椅子で、多機能

といった感じです。最後の最後までアーロンチェアと悩みましたが、私は前傾姿勢で短時間で作業をすることが多いので、アーロンチェアを選びました。

机は椅子に比べてブランド云々で選ばなくて大丈夫だと思います。 ブランド観点では選ばなくていいと思いますが、いくつか観点があるので、そちらを列挙していこうと思います。

ちなみに私はこれを使っています(高い…)

rdpp-me.org

大きく分けて、以下の観点があると思っています

  • 横幅
  • 奥行き
  • 高さ・引き出し
  • 重さ
  • 天板の素材
  • 足元
  • 袖机
  • L字にするかどうか
  • 昇降機能付き

横幅

原則大きければ大きいほどいいです。冒頭で述べたものが机の上に乗っていますが、私は横幅150cmの机を使用しています。 横幅150cmあれば、モニタが2枚置けて、さらになにかを執筆するスペースを確保することができます。 かなりはかどります。

奥行き

机を買うときに気にならないがちなのですが、奥行きも重要です。 奥行きがあればキーボードを奥に寄せて紙で何かを執筆するスペースを確保することができますし、ペンタブも十分に置くことができます。

モニター+キーボード+リストレストだと意外と縦幅を消費してギリギリになるので、70cm~あればギリギリって感じですね。 私の使い方だと75~80cm以上あれば大丈夫かなという印象です。

80cm以上になると、「オフィスチェア」よりも「ダイニングテーブル」になってくるので、机の探し方には気をつけましょう。人が一人食事するスペースが奥行き40cmと言われており、80cmはそれが二人分入るスペースだからと言われています。

高さ、引き出し

自分にあった高さのものを買いましょうになるのですが、椅子との相性もあるので、家具屋さんで確かめれる場合は、椅子とセットで考えましょう。

また、椅子を机の下に収納する場合も高さの制約が付きます。 また、引き出しがある場合、アームレストがついている椅子だと絶望的になるので引き出しの有無はそこまで考えて購入しましょう。私は引き出しがついていない机を購入しました。

重さ

重い軽いは机の安定感に影響します。下にカーペットを引いているかどうかにも影響しますが、あまりに軽すぎるものには気をつけましょう。

天板の素材

IKEA等で購入する場合、安い天板がいくつかありますが、あまり安い天板はものを載せていると歪むものがあります。事前にレビューを確認して購入しましょう。

足元

足元がスッキリしているかどうかは意外と重要です。たとえば、机の足元や奥に天板に張り付く形でガードのようなものがついているものがありますが、モニターアームを取り付ける際にそれらがじゃまになってつかないケースもあります。

袖机の有無

袖机の上は基本的に使いづらく、物置になっている机をいくつか見ました。 モニターをおいてそこは基本的に使わないという意思があるのであればそれでもないないのですが、広く使いたい方には相性が相性が悪い可能性があります。

L字にするかどうか

L字はいいぞ!!!とおすすめする方も多いのですが、欠点もあります。たとえば、掃除がしにくくなったり、L字の短い辺の位置を交換できないものは引っ越ししたときの部屋のレイアウトに制限がかかる可能性があります。

広さは魅力ですが、気をつけて購入しましょう。

昇降機能付きの机

知り合いいわく、手で回すやつよりは金を払って電動式にしたほうがいいそうです。 私は机の広さを満たして、なおかつ買える金額の昇降式の机がなかったので購入を断念しました。 なにか知っている情報があれば教えてください

まとめ

以上、私的な椅子と机のレビューでした。机に関しては特にブランドに強いこだわりがなかったのですが、どこに行ってもほしい性能を満たす机がなく、結局椅子机すべて大塚家具で揃える形になってしまいました。

高級な椅子や机は多機能だったり素人にはわかりにくい、長時間使わないとわからないような特徴があったりするので、積極的に店員さんに話しかけましょう。

私が近くにいる場合は私もお手伝いします!!!