くれなゐの雑記

例を上げて 自分で手を動かして学習できる入門記事を多めに書いています

新卒就活体験記

会社名に関しては隠したり隠さなかったりしているが今回は念の為隠す方針にする。 もし興味がある人は直接聞いてほしい。

全体

基本的には逆求人(アカリク、Gスタイラス)を通じて会社の人事さんとつながってそこから選考~という感じ。 特に下調べはせずに、人事さんやあったエンジニアさんの話、会社の雰囲気を中心に就活を始めた。 検討した会社は逆求人等で会った会社は多分20社くらいで検討した会社は7社くらい。 自分のキャパやスケジュール調整能力的に7社が限界だったけど本当はもっといろんな会社を見たかった B3くらから動けばよかったとちょっと後悔。 2月から7月間で長い間研究と並行で進めた。 基本的にいっぱい受けて受かった企業から選ぶつもりだった。

全体の面接対策等

逆求人ベースなので、逆求人で説明するために資料を用意してそれをベースに話した。 情報系以外の人でもわかるような話と、短時間では情報系の人にしか伝えられないような深い内容の話の2通りがあり、前者を優先すると後者があまり満足せず、後者を優先すると前者が満足しない。 自分は両方を満たすことが出なかったので、技術的な話を優先して話した。

自己アピールのトピックとしては、

  • 中学生からプログラミングをしており、当時は簡単なものしか作れなかったが一応ロボカップジュニアで全国大会に行ったこと
  • 高専時代で作ったゲーム用のライブラリの話
  • 高専時代の卒論(ロボットの歩行アルゴリズム)の話
  • 高専時代は一応複数人での開発を経験しているよという話
  • 大学で成績が良かったよいう話
  • 大学では競技プログラミングちょっとやってて一応青コーダーだよという話
  • 競技プログラミングだと何故かペアプロが得意だよという話
  • 大学院の研究室ではサーバー管理等やっているよという話
  • 大学院の研究では先生のコードがバグってるので大量に直したよという話
  • イラストレーターとも交流があって50人規模の企画を動かしてたよという話

があり、これをさっと流しながら面接官のリアクション等を見ながら雑談をした。 大体「いろいろやってるね」というリアクションが帰ってくる。

面接中にも情報を色々仕入れた。 20社以上に今会社の困っていることを聞くと、結構似たようなことに困っていることに気づいた。 それに対する解決法等も色々で面白かった。

競技プログラミングを長くやっているので、競技プログラミング中心で話をした。

それぞれの会社

A社とかC社とかD社とかG社とかF社とか書いてるけど実際に受けた企業の頭文字とは関係ないよ

A社

プログラミングテストがあったので、気軽に受けてみたら通ってしまった。 面接に関して良くない噂が流れていたが、ゲーム会社だけあってやはりゲーム(ライブラリ自作)の話がずいぶん盛り上がった。

B社

最終面接で落ちた。 最終面接までは楽しく技術面接等をしてきたが、最後の面接で僕のできること/やりたいことと会社でやることが微妙にマッチしていないことに気づく。 社員がとにかく忙しそうだった。 忙しいと思って働きたくないので、ちょっとそれもミスマッチだった。 英語が喋れなさすぎた。

C社

逆求人の人におすすめされたので、受けてみた。 会社の作っている製品や、やっている内容にとても興味があったが、業績がちょっと不安だったのと知り合いからの評判がイマイチだったのでお断りしてしまった。

D社

遊びにおいでよ!と言われて遊びに行ったら面接だった。 準備してなくてコミュ症が発動してしまい1次で落ちてしまった。

E社

ここに受かればここに行っていた。みんなも知ってるあの会社。 面接で前泊をさせてくれたが、現地に行ったら3万の激ヤバホテルでびっくりした。 めったに落ちないと言われる最終選考で落ちてしまい、正直受かったと思っていたのでかなり大きなショックを受けた。 ちょっと英語が喋れた。

F社

ここに受かればここに行っていた第2社。 E社の選考待ちで精神不安定状態になり、簡単なはずの面接で力が出ずに落ちた。 英語が喋れなかった。 メンタルを鍛えたい。

G社

インターンに行った会社。 受けてないけど考えてはいたので一応。 低レイヤ系はめちゃめちゃ消耗するので、体が耐えきれないと思って後回ししていて、そのまま終わってしまった…。 ごめんなさい…

H社

最終的にここにした。 自分と似たスキルを持つ人が多く感じており、楽しく働いていそうだった。

おわりに

Atcoderをやっていたおかげで、某社を除いた会社でコーディングテストに困ることはなかった。 ただ、青コーダーなので、自分より上のレートの人は世の中にいっぱいいる。 「うちの会社にはもっと上のレートの人もいますけど」みたいな返しをしてくる会社も当然いる。 トップクラスならいいけど、中の上くらいであれば他にも武器は持っておいたほうがいい。

「〜できますか?」という曖昧な質問がよくあるが、この質問に対する答えは相対的なもので決まる。 入門書を読んで、簡単なものを作った程度の人でもやっていない人に比べればそれはできることになる。 入門書レベルから趣味で普段から使っているレベル、業務レベル、研究レベル等色々なレベルがあるが、何がどれくらいできて何ができないのか 相手の企業の事業内容やリアクションを見ながら武器をたくさん見せたほうが良いと感じた。 入門書レベルでも、自力で興味を持って勉強をすることはかなり大きな価値があると思う。

大学の成績は一社で提出させられたけど、それ以外はまったく役に立っている感じはなかった。 趣味の開発もいいけど大学で真面目に勉強した分評価される世の中になってほしい。